パの優勝戦線にも影響? ブレークの兆し見せる驚異のオリドラ1ルーキー
ソフトバンク戦で同点2ラン&決勝ソロと2戦連発
さらに今月8日のソフトバンク戦(京セラドーム)ではリーグトップ14勝の和田から同点6号2ラン。翌8回の同カードでは中継ぎ左腕・森福から決勝7号ソロを放った。
7本塁打のうち、3本が左投手からと左対左への苦手意識もない。身長173センチと決して大きくないが、広角に強い打球を飛ばせるフルスイングで日本ハム・増井、ロッテ・スタンリッジ、藤岡とボールに力のある投手からアーチをかけている。青山学院大時代に大学日本代表の4番を務めた23歳が、熱パを演出している。
日本ハムはオリックスと13日からの3連戦(札幌ドーム)を含めて残り4試合。ソフトバンクも17日からオリックス3連戦(ヤフオクドーム)を控えている。
吉田正の対日本ハム戦は打率.225、1本塁打、3打点。対ソフトバンク戦は打率.174、2本塁打、3打点と目立った数字ではない。それでも大物ルーキーは8月に打率.382、4本塁打、10打点、9月も11日時点で打率.242ながら3本塁打、8打点とブレークの兆しを見せ始めており、優勝争いを演じる2球団にとっても侮れない存在となりそうだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count