元阪神・呉昇桓が今季MLB“新星5人”に選出「オールスター級クローザー」

スカウトも称賛「呉昇桓がいるということはカージナルスにとってラッキー」

 さらに記事ではナ・リーグスカウトの評価も紹介しており、「彼のことは気に入っているよ。マウンドでの存在感があり、ベース直前で消え去るかのごとく大きな変化をするスライダーで打者を打ちとっている。なぜ彼が韓国と日本で多くのセーブを記録していたかがわかるね。彼には紛うことなき才能があり、オールスター級のクローザーだ。ローゼンタールの今季がイマイチという状況で、呉昇桓がいるということはカージナルスにとってラッキーだったね」と評されている。

 呉昇桓は阪神で2014、15年と2年連続でセーブ王に輝き、NPB通算80セーブをマーク。韓国でも5度の最多セーブで通算277セーブを積み上げた。カージナルスでも安定した投球で評価を高めており、シーズン途中には米メディアの間でコーリー・シーガー、前田健太(ともにドジャース)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)らとともに新人王候補に挙げられていた。

 今季、呉が締めくくった試合が30試合に達したため、すでに来季契約も1年275万ドル(約2億8300万円)で自動更新されることが決定。着実に評価を高めている右腕の今後の活躍が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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