楽天、2戦連続完封負け ロッテ石川に脱帽、梨田監督「何回対戦しても…」

4回には岡島の打球判断ミスも、石川は「速さを感じさせるピッチャー」

 楽天は15日、ロッテに3-0で敗戦。ロッテの先発・石川を打ち崩せず、2試合連続の完封負けとなった。

 3回まで3者凡退に抑えられた楽天打線。4回に1番・岡島が右前打で出塁したものの、2番・ペレスのライトへの打球で判断をミスした。ロッテのライト清田がスライディングでキャッチした時にはすでに二塁ベースを回っており、一塁に送球されてアウトとなった。

「(石川が)いいピッチャーということは当然、わかっているが、ノーアウトで出たランナーが打球判断のミスをし、ダブルプレーでチャンスを潰してしまった」と梨田監督。その後、3番・ペゲーロが内野安打で出塁し、4番・ウィーラーはサード細谷の送球エラーで2死二、三塁とチャンスを作ったが、5番・島内がキャッチャーフライに倒れて得点を奪えなかった。

 5回には2死から藤田が、6回には無死から岡島がヒットを放ったものの、7回以降はまたも3者凡退に抑えられた。ロッテ・石川の前にわずか4安打。無四球完封をくらい、「バッターに聞いてみると、139キロとか140キロのボールが150キロ近くに感じると言っていた。何回も対戦していても、そういう速さを感じさせるピッチャーなのかな」と指揮官。変化球も有効に使われ、岡島は「シンカーが中に入ってこない。いいコースに決まるから厄介」と話した。

 9月のホームゲームはこの日がラスト。17日からは9連戦を含むアウェーで13試合を戦う。梨田監督は「まだ順位というのはわかっていない。そういった中でもう少しいいゲームをして勝ちに結びつけたいと思う」と前を向いた。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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