上原浩治は「MLB救援で最も遅い速球」でレ軍救世主に!? 米紙が特集

前半は苦戦も、怪我から復帰後は5試合連続無失点登板

 レッドソックスの上原浩治投手が16日(日本時間17日)の本拠地ヤンキース戦で5点リードの8回に登板し、1イニングを無安打無失点に抑える好投を見せた。7-4で勝利したチームはこれで2連勝。右胸筋を痛めていた上原は9月7日のパドレス戦で約1ヵ月半ぶりに復帰後、5試合連続無失点となった。

 この日は4番カストロを空振り三振に仕留めると、グレゴリアスを三ゴロ、ヘドリーを中飛と3者凡退で打ち取った。前半戦に苦戦したこともあり、ここまで2勝3敗、6セーブで防御率3.95。安定感に欠けるブルペンを支える存在として、復帰前から現地で待望論が湧き上がっていたベテラン右腕は、復帰後は期待に応える活躍。ア・リーグ東地区首位を走るチーム内で、頼れるリリーバーとして評価が急上昇している。

 地元紙「ボストン・ヘラルド」電子版も、この日の登板前に特集記事を掲載。「コウジ・ウエハラはMLBのリリーバーで最も遅い速球にも関わらず、レッドソックスで際立っている」との見出しでレポートし、「レッドソックスは、MLBで最も球速が遅いリリーバーがブルペン陣を救ってくれると信じている」と伝えている。

 記事では、現在の速球の平均球速が負傷前から2マイル(約3キロ)ほど落ち、86マイル(約138キロ)となっていることを紹介。「ウエハラはMLB全体で最も球速の遅い直球を投じるリリーフ投手」と言及しつつ、それでもチームから大きな信頼を勝ち得ている様子をレポートしている。

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