SB和田ハーラー首位15勝、筒香自身初100打点超え、丸20号…17日プロ野球

パ優勝争いはSB、日ハム両者勝利で0.5差のまま、阪神4年ぶりBクラス決定

 プロ野球は17日、各地で6試合が行われた。

 セ・リーグは、阪神がDeNAに3-6で敗れ、4年ぶりのBクラスが決定した。阪神は初回にゴメスの22号2ランで先制するも、5回に先発・能見がつかまった。白崎に5号ソロを許すと、2死満塁から筒香に走者一掃の左中間フェンス直撃二塁打を浴びてKO。打線も、2ヵ月ぶりに1軍昇格したDeNA先発のモスコーソを捕まえきれずに敗れた。DeNA筒香はシーズン通算101打点とし、自身初となる100打点の大台に乗せた。

 勝てば3位以上が確定するはずだった巨人は,ヤクルトに2-5で逆転負けを喫した。先発・大竹がヤクルト打線を5回まで1失点と奮闘したが、1点リードで迎えた6回に堪えきれず、2死一塁からの2連打で逆転を許して降板した。2番手・山口が2死満塁として降板すると、3番手・田原が山田にレフトへ適時打を運ばれて勝負あり。打線は3点を追う7回に2死満塁の絶好機を迎えたが、村田が内野ゴロに倒れてチャンスを生かし切れなかった。

 25年ぶりのリーグ優勝を早々に決めた広島は中日に3-5で敗れ、本拠地での連勝が12でストップした。先発のヘーゲンズがたびたび走者を背負う苦しい投球で、5回5失点を試合を作れず。打線も4回に1死一、三塁から松山のタイムリーで1点を挙げたが、その後は8回に丸のキャリア初となる20号2ランが出るまで攻め手に欠いた。

 パ・リーグは、首位・ソフトバンクが危なげない試合運びでオリックスを6-3で下した。先発・和田は初回と3回に合計3点の援護をもらった。3四球で球数がかさみ、5回に2失点した後で降板したが、6回には松田、8日には内川がソロ弾で再び援護射撃。和田はリーグ単独トップとなる15勝目でチームを3連勝に導いた。

 首位ソフトバンクを0.5ゲーム差で追う2位・日本ハムは、18安打14得点と打線爆発で、3位・ロッテを相手に14-6で大勝した。先発・増井が初回に2点を失うが、打線がすぐさま援護。2回に同点に追いつくと、3回には打者一巡の猛攻で一挙6点を稼ぎ、試合を決めた。その後も7回に3点、8回に3点を入れて合計14点。9回に4点を返されたが、戦況が変わることはなかった。この日は右翼で先発した近藤が4打数3安打4打点と大活躍だった。

 西武は先発・菊池が6回途中無失点という好投を披露。楽天を3-1で下し、今季12勝目をマークした。マウンド上で奮闘する菊池を打線も援護。3回に2死三塁から相手失策の間に先制点を挙げると、4回には栗山の適時二塁打で2点目、5回には中村が適時打を放って3点目を入れた。8回に4番手・牧田がペゲーロにソロ弾を浴びたが、失点はそれだけ。最後は守護神・増田が締めた。

【セ・リーグ】
◇巨人2-5ヤクルト(東京ドーム)
勝 村中 7勝3敗
敗 大竹 6勝5敗
S 秋吉 18セーブ

◇阪神3-6DeNA(甲子園)
勝 モスコーソ 5勝7敗
敗 能見 8勝12敗
S 山﨑康 31セーブ
HR【神】ゴメス22号【De】白崎5号

◇広島3-5中日(マツダスタジアム)
勝 小熊 5勝2敗
敗 ヘーゲンズ 7勝5敗
S 田島 17セーブ
HR【広】丸20号

【パ・リーグ】
◇日本ハム14-6ロッテ(札幌ドーム)
勝 増井 8勝3敗10セーブ
敗 関谷 5勝6敗

◇西武3-1楽天(西武プリンス)
勝 菊池 12勝5敗
敗 則本 10勝10敗
S 増田 24セーブ
HR【楽】ペゲーロ9号

◇ソフトバンク6-3オリックス(ヤフオクドーム)
勝 和田 15勝5敗
敗 ディクソン 9勝10敗
HR【ソ】松田24号、内川18号【オ】糸井16号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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