あえて「狙った」最優秀中継ぎ 日ハム宮西、タイトル獲得の裏にあった想い

「去年から『タイトルを取って優勝したい』と自分の中で思っていた」

 プロ9年目での初タイトル。実は昨季からタイトル奪取を目標にしていたという。最優秀中継ぎのタイトルは決して狙って取れるものではない。だが、あえて「狙った」のだという。

「去年から優勝するにはタイトルが必要だと思っていた。増井さんと食事しながら話している時に、こんな話になって。僕はそれまでチームが勝てばいいと思っていたんです。だけど、チームが勝つには自分自身がしっかりしないといけない。考え方の方向性を変えて、去年から『タイトルを取って優勝したい』と自分の中で思っていた」

 21、22日からは18日時点で0.5ゲーム差で追うソフトバンクとの直接対決(ヤフオクドーム)が控えている。

「今年は優勝争いしながらタイトルを取れて…残っているのは優勝すること。ここから頑張りたいなと思います。次のソフトバンク戦が大事。いい状態に仕上がってきている」

 優勝争いは激しさを増すが、宮西はブルペンの大黒柱として奮闘するつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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