“寿司2貫砲”で首位陥落も…SB工藤監督「明日につながる攻撃はできた」

粘りの投球見せた千賀に「出せるものは出してくれた」

 21日、首位攻防の第1ラウンドはソフトバンクが1-2で日本ハムに競り負け、首位の座を明け渡した。先発の千賀滉大が2回にレアードに2ランを被弾。打線は5回に本多雄一の適時打で1点を返し、9回にも一打サヨナラの場面を作ったが、江川智晃が中飛に倒れて試合終了。工藤公康監督は「緊迫したいいゲームだった」と淡々と振り返った。

「もう1本(出れば)なんだけど、それが出たら苦労はしないからね。確かに負けはしたけど1点は取ったし、チャンスもいくつか作って、みんなで何とかしようというのがベンチに満ちていた。一丸となったことを明日につなげたい」

 1点を追う9回、1死二、三塁で打席には高谷裕亮。まずはスクイズで同点という選択肢も考えられる場面だったが、フルカウントからボール球に手を出して2死となった。工藤監督は、その場面の指示について次のように語った。

「(バットに)当ててくれたら『ゴロGO』で。相手の守備も特別前ということもなかったし、バウンドが上がれば(三塁走者)城所くんの足なら(大丈夫)と思っていた。ギャンブル的なスクイズよりも、そっちの方がいいだろうと」

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