上原浩治、復帰後8試合無失点 光る制球力「116球でストライクは89球」
8連勝で地区Vへマジック5、強打者を空振り三振斬りに「高めの137キロで打ち取る」
レッドソックスの上原浩治投手は22日(日本時間23日)、敵地でのオリオールズ戦で8回に登板し、1回無安打無失点1死球の快投で今季15ホールド目を挙げた。右胸筋痛から復帰後は8試合連続無失点。日本人右腕のパーフェクトぶりを、地元メディアもツイッターで速報している。地区首位のレッドソックスは5-3で勝利し、敵地4連戦でオリオールズをスイープ(全勝)。怒涛の8連勝で、地区優勝へのマジックを「5」としている。
今月7日の敵地パドレス戦で故障者リスト(DL)から復帰後初のマウンドに上がった上原。そこから完璧なピッチングを続けている。この日は5-3と2点リードで迎えた8回に先発プライスからマウンドを受け継ぎ、先頭のマチャドを三ゴロに仕留めると、続くトランボを2ストライクから内角高めへの85マイル(約137キロ)の直球で空振り三振に切ってとった。
地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイヤー記者はツイッターで「上原は今月ずっと速球で正確無比な制球を続けている。高めの85マイルでトランボを打ち取る」と絶大な制球力を絶賛している。