6年ぶり100打点超えの広島・新井 「優勝した中での100打点だから格別」

CSへ「一発勝負の難しさはわかっている」

 広島の新井貴浩が、24日のヤクルト戦で本塁打を含む2安打3打点で勝利に貢献した。3回の2ラン本塁打で、2010年以来となる100打点に達し、新井は「優勝した中での100打点だから、格別に嬉しい」と笑顔を見せた。

 初回に先制点となるタイムリー二塁打で、9月8日以来、11試合ぶりの打点を挙げた。3回には追加点となる2ラン本塁打を放ち、チームが苦手としている小川を攻略した。

「今の時期はみんな疲れている」という新井は、「内容的にも、ちょっとずつは良くなっている」と復調の手応えを感じているようだ。この日の3打点で101打点となったが、打点王争いでは、トップの筒香に差をつけられた。それでも新井は「筒香は108打点か。まあ、関係ない。残り試合もCSに向けて、今までやってきた野球をしたい」と、タイトルには興味を示さなかった。

 6年ぶりとなる100打点については、「広輔とキクと丸のおかげ。彼ら3人が塁に出て、たくさん走ってくれるので。それから(三塁コーチの)河田さんも、(走者をストップさせずに)よく回してくれるおかげ。感謝しています」と、周囲のサポートに感謝した。

 阪神時代に何度もCSを経験している新井は「一発勝負の難しさはわかっている。受け身に回ったら、あっという間に終わってしまう。最初からどんどん攻めていって、その中で冷静さを忘れずにいきたい」と大一番への意気込みを話した。

 この日の試合で、年間の観客動員数の球団新記録を達成した。新井は「優勝が決まってからも、たくさんのお客さんが来てくれている。その中で、今日しか来られないというファンもたくさんいるはずなので、最後までしっかりやりたい」と最後まで感謝の言葉を続けていた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY