ロッテ・サブロー、現役最後の打席で二塁打 右中間破り、二塁上で涙拭う

最後はらしい右打ち、右翼の守備につく粋なはからいも

 ロッテのサブロー外野手が25日、本拠地オリックス戦での引退試合に臨んだ。「4番・DH」で先発出場し、現役最後の打席で二塁打を放った。

 サブローは2回、先頭で打席に立ち、フルカウントから141キロの直球に空振り三振に倒れた。4回も1死一塁で1ボール2ストライクから138キロの直球で空振り三振。6回は2死走者なしで2球で追い込まれてからファウルで粘るも、最後は7球目の141キロの直球で空振り三振に終わった。

 9回からは、DHを解除して左翼の守備へ。さらに、1死後は角中と入れ替わり、慣れ親しんだ右翼の守備についた。粋なはからいに右翼席のファンからは大歓声が上がり、サブローは涙を拭った。

 そして迎えた現役最後の打席。1死走者なしで打席に立つと、1ボール1ストライクからオリックス守護神・平野の外角への直球をとらえ、右中間を破る二塁打。サブローらしい右打ちで有終の美を飾り、二塁上でまた涙を拭うと、大歓声に手を挙げて応えた。サブローはその後、代走を送られて、大歓声を浴びながらベンチに下がった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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