4年ぶりVの日ハム栗山監督、1安打完封の大谷に辛口“封印”「最高でした」

8度宙を舞った指揮官「感動した」

 涙を必死にこらえる姿が印象的だった。28日の西武戦。就任1年目の2012年のリーグV以来の優勝が決まると、日本ハムの栗山監督は帽子をとって、コーチ陣と握手し、抱き合った。そして始まった胴上げでは8度、宙に舞った。今季で引退する武田勝投手も3度、胴上げされた。優勝監督インタビューでは敵地のファンへの配慮、厳しく接した大谷へのねぎらい、北海道のファンへの特別な思いを見せるなど、情熱のある栗山監督らしいお立ち台となった。

――おめでとうございます。

「えー、その前に今日、ライオンズ最終戦で、ライオンズファンのみなさん、最終戦セレモニーの前ですが、少しだけ時間ください」

――8回胴上げされました。どんな気持ちで宙に舞っていましたか?

「感動しました」

――優勝を決める一戦、僅差の厳しい戦いでした。どんな気持ちでベンチで采配していましたか?

「ここまで頑張ってきた選手たちが、勝ちたくて勝ちたくてものすごく緊張しているのがこっちに伝わってきたので、とにかく何でもいいから早く勝たせてあげたいとそう思って見ていましたけど、本当によくやってくれました」

――開幕投手に使命した大谷がこの大一番で見事な投球を見せてくれました。

「ピッチングで1度もほめたことないですけど、最高でした」

――なかなか点の取れない中、レアードがひと振りで決めた。

「ブランドン(レアード)も、そんなに力を入れなくてもって思うくらい気合はいっていているのがわかった。あそこ、うまくさばいてくれて……。今年はレアードのホームラン、(中田)翔の打点、(西川)遥輝の足、そういったものが一つのチームの攻撃の核になっていた。最後そういう形がしっかりできたのはとってもよかったと思います」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY