楽天栗原、引退会見全文 「自分の思うような打撃ができなくなった」

「怪我をしてからは引退の二文字が頭の中に」

――現役を振り返って、プロ生活はどんな日々だったか。

「プロに入ってここまで長くやれるとは思いませんでした。カープ時代の厳しい練習や1軍でレギュラーつかめたことなど、いろいろと経験させてもらいました。WBCという国際大会にも呼んでいただきましたし、本当にすごくいい経験をさせていただきました。本当にいい思い出ですね」

――思い出に残っている試合は?

「そうですね……、やはり、1軍で初ヒットが初ホームランだった、その試合ですかね。その日から僕の野球人生が始まったと思っていたので」

――最後は東北でユニホームを脱ぐことになった。楽天での1年間は?

「チームの力になりたいという思いで入団して、期待に応えることはできなかったんですけど、シーズンをファームで過ごして、自分の中ですごいいい経験ができました。皆さんと一緒に野球ができて感謝の気持ちでいっぱいです」

――これからの道は?

「今後はまだ未定なんですけど、今まで経験してきたことを今後に生かして頑張っていきたいと思います」

――ファンの存在というのは?

「プロに入ってからファンの方々にはたくさん応援していただいて、いい時も悪い時も変わらず、たくさんの声援をいただきました。怪我をしてからは引退の二文字が頭の中にありながらのシーズンだったわけですけど、ダメになりそうな気持ちを勇気づけられてここまでやってこられました。本当にありがとうございました、と言いたいです」

――1週間前のファームの試合が最後の打席になった。どんな気持ちで入ったのか?

「フルスイングで、今までやってきたことを出そうと思って臨んだ試合でした。結果はサードゴロでしたけど、自分のスイングはできたかなと思っています」

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