岩隈久志、4回途中5失点の乱調 逆転許して降板、マ軍は負ければPO消滅

今季17勝目はならず、ブルージェイズが勝ったため敗戦で終戦

 マリナーズの岩隈久志投手は1日(日本時間2日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発し、3回2/3を9安打5失点と乱調に終わった。2回に2点の援護をもらったが、逆転を許して3点のビハインドで交代。今季17勝目はならなかった。ワイルドカード2位のブルージェイズが勝ったため、マリナーズは負けたら1試合を残して2ゲーム差となり、プレーオフ進出の可能性が消滅する。
 
 岩隈は初回、先頭のセミアンにレフト前ヒットを浴びる。ボートは左飛、ヒーリーは空振り三振も、デービスは四球で2死一、二塁とピンチを背負う。しかし、最後はアロンソをスプリットで空振り三振。無失点で切り抜けた。

 その裏、マリナーズは先頭の青木が空振り三振。スミスは四球で歩くも、カノ、クルーズは空振り三振に倒れた。

 2回、岩隈はバレンシアを空振り三振、マックスウェルを一ゴロ、エイブナーを空振り三振と3者凡退の好投。すると、打線がその裏に待望の先制点を奪う。

 まずは3連打で先制。さらに、1死満塁で青木のニゴロの間に1点を加え2-0とした。

 しかし、岩隈は3回に捕まってしまう。先頭打者から3連打で1点を返されると、ヒーリーは見逃し三振に仕留めるも、デービスには右中間への二塁打を浴びて同点とされる。さらに、続くアロンソには右翼線を破る二塁打を浴び、2点を勝ち越された。2死となってからマックスウェルにも左前打を許したが、続くエイブナーは中飛でチェンジ。しかし、この回6安打を浴びて4失点と苦しい展開となった。

 4回、岩隈は1死からセミアンに二塁打を許すと、2死となってからヒーリーにセンター前ヒットを浴びる。これで5失点目。サービス監督が出てきて、交代を告げた。負けられない一戦で、踏ん張ることができなかった。

 この日は75球を投げてストライクは51球。防御率4.12でレギュラーシーズンを終えることになった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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