ファイナル第1戦の先発が有力 日ハム「投手・大谷」、CSでの“天敵”は?

ソフトバンク-ロッテの勝者と対戦、両チームで相性が悪い打者は?

 日本ハムの大谷翔平投手は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦(札幌ドーム)での先発登板が有力となっている。ソフトバンク-ロッテの勝者と戦うが、“天敵”となる主力打者は誰なのか。まずはソフトバンクから見てみたい。

 今季、ソフトバンク戦は4試合登板で2勝0敗、防御率1.26。チーム被打率.188に抑え込んだが、最も相性が悪かったのは中村晃だ。今季10打数以上対戦した打者の中ではワーストの打率.455(11打数5安打)。15年は打率.308(13打数4安打)、14年は.364(11打数4安打)と明らかに苦手としている。

 柳田悠岐は打率.286 (7打数2安打)、内川聖一は打率.250(12打数3安打)、松田宣浩は打率.231(13打数3安打)、今宮健太は打率.200(10打数2安打)と抑えているだけに、2013年から15年まで3年連続で打率.300以上をマークした好打者・中村晃を封じれば、かなり勝機は広がってくる。

 続いて3位・ロッテ。今季の対ロッテ戦は5試合登板、1勝1敗、防御率3.34。チーム被打率.182だった。苦手としていたのが打率.333(15打数5安打)のデスパイネ、打率.300(10打数3安打)の岡田幸文、打率.400(5打数2安打)の田村龍弘。一方で、リーグ首位打者の角中勝也は打率.167(12打数2)、鈴木大地は打率.111(9打数1安打)、清田育宏は打率.083(12打数1安打)と抑えている。4番・ デスパイネはパンチ力を兼ね備えているだけに、走者を置いた状態での対戦を避けたいところだ。

 大谷は5日に札幌ドームで行われる紅白戦で登板し、1回2失点。中6日で初戦登板となる見通しだが、天敵をも制圧する投球を期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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