2冠のロッテ角中、首位打者に「何とも思わない」 「一番価値ある」のは…

「最多安打なんて最初で最後」

 5日に行われた楽天との最終戦で3打数数1安打だったロッテ角中勝也外野手は打率.339、178安打で自身4年ぶり2度目の首位打者と最多安打の2冠を達成した。

 楽天の先発塩見に初回、4回と凡退したが、6回1死では2番手濱矢から140キロ外角ストレートを左前に流し打って、打者一巡5得点と久しぶりの猛攻の口火を切った。

 首位打者に関しては、2位以下を大きく引き離しているだけに「何とも思わない。うれしいけど。この世界、継続してなんぼ」と角中らしいコメントだったが、自己評価で最も高かったのは、スタメンで全試合に出場したこと。「いい打者がみんな悪かったので、最多安打なんて、最初で最後だと思うが、全試合に出るのは、一番価値がある。野球選手は出てなんぼ」と無事これ名馬を実践した。

 加藤が代走で入り、6回でベンチに退いたが「十分じゃないですか。(CSに関しても)今までのバッティングを変えるつもりはない」と角中流を貫くつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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