イチロー、新契約も打席数に基づく出来高付き 最大2年総額10億円超えも

米記者が伝える、年俸は1年2億も…出来高は最大で単年3億1200万円

 5日(日本時間6日)にマーリンズと最長2018年まで延長可能な契約を更新したことが分かったイチロー外野手。2017年の契約は年俸200万ドル(約2億600万円)と報じられているが、実は打席数に基づく出来高が盛り込まれており、最大で合計500万ドル(約5億1800万円)に達すると地元メディアが報じている。今回、オプションとして追加された2018年の契約も同様で、2年総額1000万ドル(約10億3600万円)に達すると、米スポーツサイト「SBネーション」のクリス・コティージョ記者が伝えている。

 今月22日に43歳の誕生日を迎えるメジャー最年長野手に対し、マーリンズは来季以降の契約で2億600万円の基本給に加え、インセンティブも盛り込んでいたという。シーズン総括の記者会見に出席したサムソン球団社長は、イチローが50歳までの現役続行願望を持っていることを明かし、新たに球団が選択権を持つ2018年の契約オプションが追加されたことを報告。これを受けて、コティージョ記者は自身のツイッターで「イチローは来季とオプションで含まれている18年も同様に、打席数に応じて300万ドルのインセンティブを手にすることができる」と伝えた。

 イチローは、マーリンズと初めて契約を結んだ2015年も、打席数に応じた出来高が手に入る内容を盛り込まれており、その年は438打席で計120万ドル(約1億2440万円)の出来高を獲得していた。今季も同様のインセンティブがついており、365打席だったため100万ドル(約1億360万円)を獲得。来季以降も活躍次第では、総額で基本年俸の2.5倍が手に入ることから、コティージョ記者は「イチローはすべてのインセンティブを達成すれば、2年間で1000万ドルを手にすることができる。白髪の男にとっては悪くない」ともツイートしている。

 マーリンズはスタントン、イエリッチ、オズナとメジャー屈指の外野手トリオを擁しているが、今季も第4の外野手という位置付けのイチローは故障知らずの鉄人ぶりを見せている。来季はどこまでインセンティブを掴み取ることができるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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