SB千賀、初回2被弾も「変な自信あった」 7回まで毎回12K、白星つなげる力投

初回にいきなり2被弾も「球は操れていたと思います」

 ソフトバンクの千賀滉大が8日、ロッテとのCSファーストステージの初戦で好投を見せた。初回に2本のソロ弾を浴びながらも、2回以降は得点を許さず、7回2失点でマウンドをスアレスに譲った。

「試合に勝てたから言えるのかもしれませんが、試合の入り(立ち上がり)は今年で一番良かったです。初回からホームランを打たれましたが『今日は大丈夫だ』って変な自信がありました。冷静に試合に入れましたが、気づかないところでの緊張があったのか疲れましたね。でも、球は操れていたと思います」

 和田毅が左肘の違和感で先発を回避する中、4勝0敗というロッテとの相性を買われて大事な初戦の先発に大抜擢された。

「投げさせてもらえたのはありがたいと思います。とにかくチームの邪魔をしないようにという気持ち。今日は追いついてくれた野手のみなさんに感謝です」

 あと1勝して札幌にステージを移すことができれば、また登板の機会は巡ってくる。札幌ドームでも、この日以上の好投を期待したい。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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