3連敗で地区S敗退のレンジャーズ 地元紙は「戦犯は先発ローテ」と嘆く

“ダブルエース”で2連敗、指揮官「あれが我々にとって非常に大きなチャレンジ」

 今季15勝5敗、防御率3.32だった左腕ハメルズ、右ひじ靱帯再建手術から復帰1年目ながら7勝5敗、防御率3.41だった右腕ダルビッシュ以外は、ややパンチに欠けるラインナップだったレンジャーズ先発ローテだったが、首脳陣は救援の補強に重点を置き、先発はペレス、ホランド、ルイスの復調に“賭けた”。だが、結果として「ルイスに賭けたギャンブルは奏功せず」。“ダブルエース”と称されたハメルズ&ダルビッシュも、期待を裏切る形になった。

 不本意な形で2016シーズンを終えたバニスター監督は「彼ら(ブルージェイズ)は臨戦態勢にあったし、非常によくバットを振ってきた」とブルージェイズ打線を称える一方、「しかも最初の2試合で、我々が誇る2先発投手から得点した。あれが我々にとって非常に大きなチャレンジとなった」と、2連敗スタートが誤算だったと話したそうだ。ハメルズ&ダルビッシュの1-2パンチは“レンジャーズ史上最強”と謳い、悲願の世界一奪取に盛り上げていた地元メディアのショックも大きかったようで、「2人のベストピッチャーが不調だった時点で、レンジャーズにシリーズ勝機はなかった」と、期待外れだった2人の不調を嘆いた。

 来季もハメルズ&ダルビッシュの“ダブルエース”を擁するレンジャーズが、今季敗退の悔しさをどう生かすか。2017年に向けての準備は、すでに始まっているのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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