広島緒方監督が語る最大のアドバンテージは? 「挑戦者の気持ち」で決戦へ

12日からCSファイナルS開幕、「1勝のアドバンテージ以上」に後押しとなるモノは

 12日からクライマックスシリーズ最終ステージが始まる。25年ぶりにリーグ優勝した広島は11日、DeNAとの決戦を前にマツダスタジアムで最終調整を行った。

 練習開始前に緒方監督が報道陣の取材に応じた。「相手も決まった。ファーストステージ3試合やって、接戦をものにして勝ち上がってきたチーム。勢いそのままにくると思う。迎え撃つのではなくて、挑戦者の気持ちで戦いたい」と強調した。

 DeNAには今季13勝12敗。勝ち越しはしたが対戦打率.261、対戦防御率4.08は共に同一リーグではワーストの数字。最も苦手な相手と言っても過言ではない。「シーズンでやってきたことをそのまま出すこと。シーズンと同じ気持ちで攻める気持ちでプレーしてもらいたい」。シーズン同様の戦いを期待した。

 筒香を中心とした打線には迫力があり、先発陣の駒もそろっている。シーズンでつけた19.5ゲーム差ほどの差はないことは確かだ。それでも、広島にとっては本拠地での大声援が大きな後押しになる。

 緒方監督は「優勝したことで1勝のアドバンテージがあるが、ここでできることはそれ以上のアドバンテージになる」と認めた。今季マツダスタジアムでは49勝20敗1分と抜群の好成績。地元でできることが、最大のアドバンテージになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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