将来性重視から方針転換も? どうなるV逸ホークスのドラフト戦略

即戦力投手の指名はあるか

和田毅 15勝5敗、防3.04
武田翔太 14勝8敗、防2.95
千賀滉大 12勝3敗、防2.61
バンデンハーク 7勝3敗、防3.84
東浜巨 9勝6敗、防3.00
中田賢一 7勝3敗、防3.01
摂津正 2勝2敗、防5.59
大隣憲司 1勝0敗、防1.50

 和田、武田、千賀が2桁勝利を達成し、東浜も9勝をマーク。約3か月半の離脱があったバンデンハークも7勝を挙げた。その一方で、5年連続開幕投手を務めた摂津が2勝、左腕の大隣が1勝止まり。先発陣に悩まされた球団からすれば、羨ましい限りの顔ぶれかもしれないが、あと1、2枚の先発がいれば、と思わせるシーズンだった。

 ファームにはウエスタン・リーグ最多勝の9勝を挙げた笠原大芽と山田大樹もいるが、1軍でどれだけの白星を残せるかは未知数。松本や高橋も来季1軍で活躍出来るか未知数だ。至上命令となった王座奪還のために、即戦力の先発投手を欲しても不思議はない。

 ただ、当日まで状況は刻々と変化していくだろう。田中や佐々木への人気が集中し、寺島や今井、藤平といった高校生の単独指名が可能とみれば、そちらに動くこともあり得る。V逸を喫したソフトバンクがどんなドラフト戦略をとるか、注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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