「地に足が着いていた」広島が先勝 日ハム大谷の投球には「雨が影響」

大谷は第6戦で再び先発予定も…「雨なら日本ハムとしては少し怖いかも」

 今回の対戦では、広島の方が「挑戦者」に回っていると野口氏は指摘。さらに、戦前は日本ハム有利の予想も多いだけに、勝たなければいけないという重圧を感じている可能性もあるというのだ。

 野口氏も戦前は4勝1敗で日本ハムが勝つと予想。その理由として、今季、圧倒的な力を見せつけてきた大谷翔平の存在を挙げていた。しかし、その大谷が雨の影響もあって本調子ではなく、広島が地力を見せて見事に攻略。ジョンソンを初めとする投手陣の好投もあり、流れを掴んだ。

「こうなってくると、流れは広島に傾いてくる。昔から日本シリーズは第2戦が重要と言いますけど、頭を取ったほうが有利なのは間違いない。あとは、例えば広島が3勝2敗と王手をかけて第6戦になって、大谷が再びマツダスタジアムで先発するとなっても、その時にまた小雨だったら日本ハムとしては少し怖いかもしれませんよね」

 もし、大谷が絶対的な存在でなくなったのだとしたら…。広島にとっては1勝以上の勝ちを持つ勝利だったと言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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