前田健太、米スポーツ誌新人王3位 同僚シーガーがド軍で野茂以来の受賞

選手間投票で3位選出、元阪神のカージナルス呉昇桓は5位に入る

 ドジャースの前田健太投手が、選手間投票で決まる米誌「スポーティング・ニューズ」の個人賞でナ・リーグの新人王投票3位に入った。同僚のコリー・シーガー内野手が圧倒的な得票数で1位。驚異のルーキーが順当に同誌の新人王に選出されたものの、先発ローテーションを支えた前田への評価も高かった。また、ナ・リーグの最優秀監督賞にはドジャースのデーブ・ロバーツ氏が選ばれた。

 前田は今季、ルーキーながらチームでただ一人、先発ローテーションを1年間守った。32試合に登板し、16勝11敗、防御率3.48の好成績をマーク。エース左腕カーショーらが負傷離脱する中、ドジャースのナ・リーグ西地区4連覇に大きく貢献した。

 一方で、開幕前からメジャーNO1プロスペクト(若手有望株)と評価されていたシーガーは、遊撃手として157試合に出場して打率.308、26本塁打、72打点と活躍。こちらも優勝の原動力となっており、MVP級の成績で文句なしの同誌新人王となった。MLB機構の新人王も確実と見られている。

 球団公式サイトの担当記者ブログでは、ロバーツ監督が「彼のようなインパクトや成長をみせたルーキーとは出会ったことがなかった。彼は年間通じて、我々にとって最も安定感のある選手であった。守備の花形として毎日プレーしてくれた」と絶賛したことを紹介。記事でも「けが人続出のドジャースにとっては、シーガーの安定感が成功への大きな鍵となった」と伝えている。

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