剛腕チャップマン、“WS史上最速”の体感速度169キロ計測「フェアじゃない」

今季の体感速度ランキングで200位までのうち196個の記録を独占

「マウンドからの距離、60フィート6インチ(約18.44m)はあくまでも目安でしかない。ラバー(プレート)に触れている限り、投手はバッター寄りの位置でボールを投じることができる。これは『エクステンション』とよばれ、直球に関してのMLBの平均はマウンドから6.2フィート(約1.89m)の位置である」

 MLBの投手は、平均して1.89メートル打者に近い位置でボールをリリースしているというが、手足の長いチャップマンの『エクステンション』はこれを上回るというのだ。

「しかし、チャップマンの平均値は6.8フィート(約2.07m)であり、ラミレスを空振り三振に仕留めた一球は7.1フィート(約2.16m)まで伸びていた。そのため、この一球は103.1マイルであったが、打者により近い位置で投じられたため、体感速度(perceived velocity)は105.1マイル(約169.2キロ)となった。これも、もちろんワールドシリーズで最速記録だ」

 実際の球速だけでなく、この体感速度でもチャップマンはメジャーで図抜けた存在だという。「チャップマンは今季、13回体感速度(perceived velocity)で105マイルに到達しており、体感速度(perceived velocity)ランキングでは128位までの記録を独占している」。実際に、MLB公式サイトで見られる今季の体感速度ランキングは、128位までをチャップマンが独占。129位タイでようやくマウリシオ・カブレラ(ブレーブス)の名前が103.36マイル(約166.4キロ)で登場するが、その後はさらに145位までチャップマンの名前が続く。200位までのうち実に196個の記録をチャップマンが占めている。

 記事は「チャップマンは誰よりも速いボールを投げ、平均よりも打者寄りでボールを離している。もはや単純にフェアではない」という文章で締めくくっている。インディアンスでは中継ぎミラー、守護神アレンの2人が注目を浴びているが、世界最速左腕の存在はカブスにとって心強いばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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