U-23W杯が28日にメキシコで開幕! 初戦のニカラグア戦先発は本田圭佑

第2戦の先発は背番号「18」安樂智大…「うちのエースと思っている」と期待の指揮官

 斎藤監督からキャプテンに任命されたのは、前回「21U」でも日本代表入りしていた三好匠(東北楽天)。「前回の経験もあるし、一番適任だと思った」という指揮官の期待を受ける三好は、「U21、U23と選んでいただいた。前回は悔しい思いをしたので、しっかりとやり返して世界一を取り返したいです」と気合十分だ。

 初戦となる28日ニカラグア戦で先発を任されるのは、西武の本田圭佑。今年9月11日に1軍デビューを果たした右腕は、前日練習で本番と同じマウンドから捕手を座らせて投げるなど準備は万端。斎藤監督は「自分のピッチングをして、先に点をたられないでいってくれたら勝負になる」と期待を寄せた。

 29日に行われる2戦目のチャイニーズ・タイペイ戦では、エース番号「18」を背負う安樂智大(東北楽天)が先発に指名された。出発前の記者会見で「背番号は自分では見えないので、あまり気になりません」と笑顔を見せると同時に、「勝ちにこだわりたい。結果を求めて、チームの勝利のために貢献していきたいです」と決意表明。指揮官が「うちのエースと思っている」と太鼓判を押す右腕は、「21U」の覇者にどう立ち向かうのか注目が集まる。

 打線の中軸を担うのは、3番・乙坂智(横浜DeNA)、4番・真砂勇介(福岡ソフトバンク)、5番・山下幸輝(横浜DeNA)の3人。「チームのムードメーカー的なところもある」(斎藤監督)という真砂を4番に置き、パワフルかつ勢いのある打線でたたみかけるように得点を重ねたいところだ。

 指揮官は、ライバルとして開催国メキシコ、韓国、そしてチャイニーズ・タイペイの名前を挙げた。まず初戦を戦う相手はニカラグアだが、「(対戦チームの)データはまったくありません」と苦笑い。それでも、日本で世代を代表する屈指のメンバーを集めたチームだけに自信は十分。練習や試合を見ながら現地で情報収集をし、臨機応変に作戦を立てていく。

 チームのキャッチフレーズは「元気はつらつ」。「やるからには勝ちます!」と力強く優勝宣言した指揮官の言葉を実現するべく、世界ランク1位の誇りを持ったU-23代表の若侍たちが頂点を目指す。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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