松井秀喜氏のMVP獲得、NY紙のWS史ベストパフォーマンス「7選」に

今でもヤンキースタジアムでは大歓迎を受ける松井氏

 ワールドシリーズで絶大な強さを発揮した強打者として、真っ先に名前が挙がるのはレジー・ジャクソンだろう。「ミスター・オクトーバー」の異名で知られる“レジェンド”について、特集では「レジー・ジャクソン以上にワールドシリーズを体現する選手はいないだろう。ヤンキースの代名詞とも言える1977年ワールドシリーズ第6戦の3本塁打は史上最高の場面だ」と紹介。その名場面をベストパフォーマンスの筆頭に挙げた。

「ヤンキースに来る以前も、ジャクソンはポストシーズンで活躍を見せていた。彼はオークランド・アスレチックスが3年連続ワールドシリーズ制覇を成し遂げた際の選手だ。1973年にはワールドシリーズMVPを受賞している」

 記事では、レジー・ジャクソンの偉大な功績について、このように紹介。ただ、本当の伝説が生まれたのは、ヤンキース移籍後だったとして「1977年、彼はニューヨークのワールドシリーズ進出に貢献した。そして伝説的瞬間が生まれた。最終戦となった第6戦、ジャクソンは3本塁打、5打点を記録した。ヤンキースでは1928年のベーブ・ルース以来となる偉業だ。ジャクソンは打率.450、5本塁打、8打点という成績を残し、2回目のワールドシリーズMVPを受賞した」と「ミスター・オクトーバー」のベストパフォーマンスを振り返っている。

 さらに、2011年に敗退寸前からの勝負強い打撃でレンジャーズ初の世界一を阻止した当時カージナルスのデビッド・フリース、2001年にヤンキース相手に7試合で3勝を挙げてダイヤモンドバックスを初の世界一に導いたランディ・ジョンソン、2014年にロイヤルズ相手に2勝1セーブの活躍でジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献したマディソン・バムガーナーとMVP獲得者の名前が並ぶ。

 そして、この次に「ヒデキ・マツイ」が登場する。2009年の活躍は、今でもファンの心に強烈に刻まれており、セレモニーなどで松井氏がヤンキースタジアムに姿を現すと、スタンディングオベーションで迎えられる。

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