リグレー・フィールドで71年ぶりWS開催 インディアンスが敵地で勝利し2勝1敗

7回に代打クリスプが決勝打、継投で1点のリードを守る

 ワールドシリーズ第3戦は28日(日本時間29日)、インディアンスがカブスに1-0で勝利した。カブスの本拠地リグレー・フィールドで71年ぶりのワールドシリーズ開催。両チームが継投で失点を阻止する展開となったが、7回にインディアンスが代打クリスプのタイムリーで1点をもぎ取った。68年ぶりの世界一へ2勝1敗とリードした。

 インディアンスは初回、カブス先発ヘンドリックスから1死一、三塁のチャンスを作るも、一塁走者のリンドーが牽制死。ナポリは空振り三振で無得点に終わった。2回は両チームとも二塁まで走者を進めながら無得点。インディアンスは4回も2死一、三塁とチャンスを作りながら、ペレスが見逃し三振に倒れた。

 5回、インディアンスは2死満塁のチャンスを作る。ここでカブスはヘンドリックスからグリムに交代。グリムは続くリンドーを二ゴロ併殺打に仕留め、ピンチを切り抜けた。一方、カブスはその裏に2死二塁とチャンスを作る。今度はインディアンスが先発トムリンからミラーにスイッチ。ポストシーズンで獅子奮迅の活躍を続ける左腕は、代打モンテロを右直に打ち取った。

 すると7回、カブスの3番手エドワーズJrから先頭ペレスがヒット。代走マルティネスはバントと暴投で三塁まで進む。1死一、三塁でミラーに代打クリスプを送ると、ライト前ヒット。フランコーナ監督の采配が見事に当たり、待望の先制点が入った。

 インディアンスは3番手ショウが1回2/3を2安打無失点と好投すると、8回2死一塁では守護神アレンを投入し、主砲ブライアントを空振り三振に仕留めた。1点を追うカブスは9回にクローザーのチャップマンを投入。無失点に抑えてリズムを作るも、インディアンスはアレンが9回も無失点に抑え、1-0で勝利した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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