米メディア「注目は大谷翔平の移籍」 ハム日本一で「世界一の投手」に熱視線
「全チームが彼を欲しがり、オファーを出したいと思うことだろう」
「オオタニは世界中の名だたる選手たちと勝負したいだろう。しかし、結局のところ金がものを言う。今シーズン、クロダは日本球界で最高年俸の選手となった。しかし、たったの490万ドル(実際は6億円=推定)だ。MLBでは中継ぎ投手がもらう額だ。2016年、オオタニの年俸は183万ドル(約2億円)。MLBで彼は容易に10倍の額を手にするだろう。14、5倍になるかもしれない。
今度のFA市場は極端に目玉選手が不足している。先発投手としては、リッチ・ヒル(ドジャース)とジェレミー・ヘリクソン(フィリーズ)が最高の選手になるだろう。今冬、ファイターズがオオタニをポスティングに出せば、彼は市場で一躍最高の投手となり、入札合戦は熾烈を極める。若いエースがほしい? オオタニが唯一の選択肢だ。FA市場に彼の代わりはいない。彼は大金を手にするだろう」
大谷は現時点で年平均20億円以上の年俸を「容易に」手にできると分析。30億円に迫る可能性もあるという。入札金が無制限で、落札した1球団しか交渉権を獲得できなかった旧ポスティングシステムに比べ、2000万ドルを支払う意志があればどの球団も交渉のテーブルに着くことの出来る現在のシステムは、選手に有利とされている。FA選手とほぼ同じ条件だ。記事では、旧システムで移籍したダルビッシュ有(レンジャーズ)は6年総5600万ドル(約59億円)だったのに対して、新システム第1号の田中将大(ヤンキース)は7年総額1億5500万ドル(約162億円)と超大型契約になったことを「非常に大きな違い」と指摘。大谷の年俸が跳ね上がることも確実だ。
さらに、大谷が海外FA権を取得するまで待つのは現実的ではないことや、米国内では長期的には投手として期待されていることなども紹介。その上で、「彼は22歳のエース級投手である。彼はチームの短期的、長期的プランにあてはまる。全チームが彼を欲しがり、オファーを出したいと思うことだろう」と締めくくっている。
まだ先と見られている大谷のメジャー挑戦だが、日本シリーズを制したことで、早くも“狂騒曲”が始まることになるのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count