巨人指名の友にかけた言葉 1年夏から甲子園に立ったバッテリーが描く未来

巨人に指名された大江に今村がかけた言葉

 大江は巨人からドラフト6位で指名を受けた。173センチと小柄だが、気迫あふれる投球が評価された。球速も最速149キロ。年を重ねるたびにキレが増していった部分もプロのスカウトの目に留まった。「目標にしていたプロ野球の世界に入れてうれしいです。ここの卒業生でもある(広島の)鈴木誠也さんと対戦がしたいです」と目を輝かせた。社会人入りを視野に入れていたが、プロの世界に飛び込んでいくことを決めた。

 指名を受けた後、女房役から祝福された。今村は大江にこう言ったという。

「絶対に4年後、俺もプロに行くから、待ってろよ」

 今村は大学野球の名門、東京六大学の明治大学への進学を希望している。プロを何人も輩出している明大で野球を学び、同じ舞台を目指していくという。交わした約束は4年後、実現しているのだろうか。再び運命は交わるか、彼らのこれからの進む道を見守っていきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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