他球団の評価、年齢、西武の誠意…FA権を行使する岸孝之の揺れる胸中

西武は宣言残留を熱望、鈴木球団部長「来季の構想で一番欠かせない選手」

 一方で、鈴木葉留彦球団本部長は「負け数が少なくて、貯金の作れる投手は本当に大事。来季の構想の中で一番欠かせない選手だと思っている。優勝するためには岸くんが必要」と絶大な信頼を寄せるエースの正式表明を受け、「あくまでFAは選手の権利。最後まで彼が戻ってくることを願いながら待っています」と宣言残留の選択を熱望した。

 現時点で海外への移籍は視野に入れておらず、宣言残留を含め、今後は国内球団を軸にオファーを待つ。

「選手として僕をどう見ているのか。どれだけ必要だと言って下さるかを聞いてみたい。自分がどのような選択をしても、後悔のないようにだけはしたいと思います」

 交渉解禁日は11日。西武の絶対エースがどのような選択をするのか、動向が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY