カブス108年ぶり世界一に川崎宗則も歓喜 「アメリカに来てよかった…」

「辛いこと…多かったですね。でも、今日で全部忘れられそうですよ」

 さらに、マイナー生活がほとんどだった今年1年を「長かった…。スプリングトレーニングから始まって、メジャーに行ったり来たりで、最後にこうやってカブスに残って、最後ワールドシリーズまで行けて、本当にこんなにうれしいことはないです。本当にアメリカに来て良かったです」と振り返った。

 2012年に渡米し、メジャーに定着できない中でも、挑戦を続けてきた。ポストシーズンでは登録外だったものの、ベンチやクラブハウスでチームメートを鼓舞。世界一に貢献した。

「(渡米後は)辛いこと…多かったですね。でも、今日で全部忘れられそうですよ。日本からたくさんのパワー送ってくれてありがとうございます。みなさんのおかげです。家族のおかげです。僕はこんなに楽しく野球をやらせてもらって、こんなことないです。野球がまた大好きになりました。この余韻を一生忘れず、また明日からも日々精進していきたいと思います。日本の皆さん本当にありがとうございました」

 こう話すと、最後は「サンキュー。アイラブユージャパン」と英語で締めくくり、画面に向かって投げキッスした。過酷なマイナーの環境でも努力を続けてきた川崎が、ついに世界一のリングを手にした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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