広島新井、盟友引退で来季へ決意新た 「黒田さんの思いをしっかりと繋ぐ」

ブログでファンに感謝「温かいご声援とたくさんの笑顔に迎えられ…」

 広島の新井貴浩投手がブログを更新し、ファン、そして今季限りで引退した黒田博樹投手に感謝の思いを綴った。

 広島は今季、25年ぶりのリーグ優勝を達成。2位巨人に17.5ゲーム差をつける独走Vだった。日本シリーズでは日本ハムに2勝4敗で敗れ、32年ぶりの日本一はならなかったものの、今年のプロ野球を大いに盛り上げた。

 5日には広島市内で行われた優勝パレードに参加した新井は「最後まで強く支えてくださり、ここまで連れてきてくださったファンの皆様の温かいご声援とたくさんの笑顔に迎えられ、大切な仲間達と優勝パレード優勝報告会という幸せな時間を過ごさせていただき、心から感謝しています」と綴った。

 広島復帰2年目となった今季は132試合に出場し、打率.300、19本塁打、リーグ3位の101打点と活躍。チームを躍進に導いた。一方で、日米7年連続2桁勝利となる10勝8敗、防御率3.09の好成績を残した盟友の黒田博樹投手は今季限りでの引退を決断。5日のパレード後にファンへ最後のあいさつをし、チームメートからは背番号と同じ15回、胴上げされた。

 新井はブログで「黒田さんの勇姿を胸に刻み、次のシーズンへ向けて準備をはじめます。一緒にプレーをさせていただいた貴重な経験、教えを必ず後輩たちへと伝え、黒田さんの思いをしっかりと繋いでいきます」と明かした。

 黒田がいなくなる来季もチームを牽引していく新井。リーグ連覇、そして33年ぶりの日本一へ、大きな期待がかかる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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