【U-23W杯】侍ジャパン、重圧はねのけ初代王者に 斎藤監督は胴上げに「最高でした」
「やっぱりピッチャーと守り。それが一番の勝因」
日本の最大の強みである「守り」で上回っての勝利。1点リードの6回からは、4日の韓国戦で先発し、8回1失点12奪三振の好投を見せていた本田(西武)を投入する執念の采配。本田が6回を3者凡退に抑えると、打線はその裏に真砂、廣岡の一発などで5点を奪取。本田は7回も3者凡退に抑え、2回を無安打無失点5奪三振という完璧な投球で期待に応えた。先発の笠原(ソフトバンク)はこの日は3回3失点とやや苦しんだが、2番手の大野(MHPS横浜)、そして本田の後を継いだ岸本(中日)、歳内(阪神)と無失点リレーを見せた救援陣の投球が光った。
指揮官は「(救援陣が)しっかり行ってくれたのがよかった。本当は本田は使いたくなかったけど、あの展開なら仕方ない。やっぱりピッチャーと守りですね。うちはそれがしっかり出来たのが一番の勝因だと思います」と大きく頷いた。
大会NO1チームとの前評判で、重圧を感じながらの9試合。パナマには競り負けたが、8勝を挙げて実力を見せた。斎藤監督は「どういうチームが来るか分からなかったが、オープニングラウンドで日本は強いと実感できるところがあった。優勝しかないという思いが強くなりました」と話す。プロ・アマ混合のチームをまとめ上げ、見事に頂点へと導いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count