ダルビッシュ、田中も獲得候補か 世界一カブス、来オフは投手獲得に本腰!?

来オフまでに先発3投手が退団? 市場にはダルビッシュや田中が出る可能性も

 一方で、今季の先発ローテーションを支えた残り3投手は、来オフまでにチームを去る可能性がある。特集でも「残るローテーション3枠は今後数年で入れ替えが必要となるだろう」と指摘した上で「アリエッタは来オフにFAとなり、スコット・ボラスが代理人を務めることもあり巨額の契約が必要となるだろう。来年まで契約が残るラッキーは38歳となり、カブスは彼を手放すかもしれない」と分析している。残る1人のジェイソン・ハメル投手は球団が契約延長オプションを保有していたが、6日(日本時間7日)にこれを破棄したと発表。すでにフリーエージェントとなった。

 今オフにも先発投手の補強が必要となるカブスだが、記事では「今オフFAとなる投手の層は歴史的に見ても悲惨」と指摘。先発投手で目玉となるのは左腕リッチ・ヒル(ドジャース)、右腕ジェレミー・ヘリクソン(フィリーズ)と人材不足は否めない。一方で、「来季は格段に向上する」としており、アリエッタやラッキーの退団が予想される来オフにカブスが先発投手の補強に力を入れることになりそうだ。

 そして、そのリストの中に2人の日本人投手が登場する。

「ダルビッシュ有、アレックス・カッブ、ダニー・ダフィー、マイケル・ピネダ、そして田中将大もFAとなるかもしれない(田中はヤンキースとの契約をオプトアウトできる。しかし、肘の状態次第ではその選択肢は排除されるかもしれない)」

 ダルビッシュは来季で6年契約が満了する。地元紙は、今オフにもレンジャーズが契約延長に動くと報じているが、交渉がまとまらずに来オフに契約満了でFAとなれば、大争奪戦になることは確実。総額2億ドル(約209億円)を超える契約を手にするとも予想されている。ただ、資金力のあるカブスならば獲得も可能で、補強の目玉として動く可能性は十分にある。

 田中はポスティングシステム(入札制度)で楽天からヤンキースに移籍した2014年、7年総額1億5500万ドル(約162億円)の超大型契約を結んだ。契約は2020年まで残っているが、4年が終わった時点で契約を破棄してFAとなることが出来るオプトアウトの権利が盛り込まれている。

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