陽岱鋼がFA宣言&移籍へ なぜ日本ハム主力はFA移籍するのか
14年オフには小谷野、大引がFA移籍
チームの外野手には岡大海、谷口雄也、浅間大基、そして巨人からトレード加入した大田泰示ら有望株が多数いる。絶対的センターの陽岱鋼が他球団へ移籍することで、チーム内の競争を活性化させる狙いがあるとみられる。
さらに、今季10年ぶりに日本一を達成。その立役者となった大谷翔平、中田翔、西川遥輝ら主力選手の年俸アップが想定される。16年の年俸総額は27億1020万円で12球団中8位だった日本ハムは資金力豊富な球団とは違い、限られた資金内でチーム運営をしている。それだけに、球団は来年1月で30歳となり、今季年俸1億6000万円と高額だった中堅外野手へ思い切った条件の上積みをするよりも、まだ若く年俸の安い外野手たちの成長にかけたのだろう。
14年オフには正三塁手・小谷野栄一、正遊撃手・大引啓次がFA移籍したが、15年シーズンは新外国人のレアードが三塁で、遊撃には中島卓也が定着。今季の日本一へ欠かせない戦力となった。
連続日本一の期待がかかる2017年。不動の中堅手だった陽岱鋼の移籍が正式に決まった場合、そのショックをどうプラスへ転化していくか注目だ。(※金額は推定)
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count