FAの上原浩治、41歳にして高い評価 「いまだに卓越した制球力の持ち主」

来季開幕直前に42歳となる上原は今オフの“人気銘柄”に?

 さらに「彼はいまだに卓越した制球力の持ち主であり、多くのフライアウトを奪う。負担の大きい役回りではなく、試合中盤を任せることができる存在だ。上原はMLB通算437イニングで故意四球を除き60四球を与えているが、2016年のア・リーグでこの数字(60四球)よりも多い四球を与えた投手は16人いる」と指摘。クローザーなどの「負担の大きい役回り」以外で起用すべきだとしながら、キャリア通算で圧倒的に四球数の少ない日本人右腕の制球力を称賛している。

 また、球団公式サイトでも特集記事で上原の去就に注目しており、「FAで最も大きな損失となる可能性」として名前が挙げられている。「ウエハラは過去4シーズン、ジョン・ファレル監督のブルペンで重要なメンバーとなっていた」と指摘。右腕がクローザーのポジションを求めてボストンから去る可能性があると言及しつつつ、「レッドソックスはウエハラを呼び戻したがるだろう」と分析している。

 来季開幕直前に42歳となる上原だが、今オフに“人気銘柄”となることは確実。レッドソックスのユニホームを来て2017年シーズンを迎えるのか、それともメジャー4球団目のチームで新たな1歩を踏み出すのか。注目のストーブリーグは始まったばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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