敗戦の中で筒香が強烈な存在感 敵将も称賛「いいスイングだった」
侍ジャパンに初戦勝利のメキシコ監督「できるだけこまめに投手を交代した」
侍ジャパンとの初戦に7-3で勝利したメキシコ代表のエドガー・ゴンザレス監督が筒香嘉智(DeNA)を称賛した。
試合後、印象に残った選手を問われた指揮官は「筒香がいい試合をしていた。大きな二塁打が印象的だった。左腕を相手にいいスイングだった」と話し、侍ジャパンの5番を務めた24歳を高く評価。筒香は初回、1死満塁の場面で押し出し四球を選ぶと、5回の第3打席ではフェンス上段に直撃する同点タイムリー二塁打を放っていた。この日は2打数1安打2四球2打点と活躍。しかし打線全体では5安打3得点でメキシコに屈する結果となった。
また8回2死二塁で代打で登場し、三振に倒れた大谷翔平(日本ハム)について、ゴンザレス監督は「1打席で結果を出すのは難しい。打てなくてもいい打者。今日はスタメンじゃなくてよかった」と話した。
「日本に投手をあまり研究されたくなかった。アジャストされる前に、できるだけこまめに投手を交代するようにした」
そう勝因を振り返った敵将は「たまたま今日はうまくいったが、明日同じ作戦で勝てるとは思わないので、違う手でいきたい」と11日の第2戦を見据えていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count