初選出左腕・岡田が侍Jの窮地救う好救援 小久保監督も「ナイスピッチング」

無死一、二塁のタイブレーク制で登板、無失点で切り抜ける

 侍ジャパン初選出の岡田俊哉投手(中日)がチームを勝利に導く好救援を見せた。

 12日の強化試合、オランダ代表戦(東京ドーム)。8-8で突入した延長戦は無死一、二塁から始まるタイブレーク制が採用され、岡田はチーム6番手として10回表のマウンドに上がった。

 先頭のヴァンダーミーアを中飛に打ち取ると、直後、暴投で1死二、三塁としたものの、オデュベルを空振り三振に仕留めた。ここでベンチからの指示で代打スコープを歩かせ、続くランペを一飛に。2死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。

 日本はその裏、大野(日本ハム)が1死満塁からサヨナラ打を放ち、9-8で勝利。岡田に白星がついた。

 試合後、大野とともにヒーローインタビューに答えた24歳左腕は初体験となったタイブレーク制について「まず一つずつアウトを取らないとどうしようもない。目の前のアウトを取ろうと思っていた」と語り、オデュベルの三振を「狙いにいった」と振り返った。

 小久保監督も「ナイスピッチングだった。9回逆転された後、相手のミスで追いついたけど、初選出の岡田がよく投げた」と称賛。日本の窮地を新戦力の左腕が救った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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