巨人は生え抜きベテラン2選手が引退&戦力外 トライアウトにかけた選手も

近鉄最後の最上位指名選手も戦力外に

○矢貫俊之(戦力外―現役続行希望)
プロ8年目、121試合6勝8敗1セーブ、15ホールド、防御率3.76

 仙台育英から常磐大、三菱ふそう川崎を経て、2008年ドラフト3位で日本ハムに入団。主に中継ぎとしてプレー190センチの長身から投げ下ろす力のあるストレートとフォークを武器にブルペンを支えた。2015年の6月に矢野謙次らとの2対2の交換トレードで巨人に移籍。しかし移籍初年度は3試合、今年は8試合のみにとどまった。

○香月良太(戦力外―現役続行希望)
プロ13年目、371試合18勝10敗3セーブ、77ホールド、防御率3.88

 2004年に近鉄の自由獲得枠でプロ入り。後に球団が消滅したため近鉄最後の最上位選手となった。精密機械のようなコントロールを武器にプロの波に飛び込んだがなかなか力を発揮できず。プロ6年目の2009年には3勝3敗20ホールドをマークするなど調子を上げてきたが安定した成績は残せなかった。2012年オフに東野峻らとの2対2の交換トレードでオリックスから巨人移籍。今年は2軍で41試合に登板したがついに戦力外となった。弟の良仁もロッテを戦力外になった。

○ウーゴ(金伏ウーゴ・戦力外―現役続行希望)
5年目、2試合0勝0敗、防御率27.00

 入団したヤクルトでは公式戦に2試合に登板しただけで、昨年オフに戦力外に。合同トライアウトを経て、左腕不足に泣く巨人が育成選手で契約した。3月末に支配下登録されたが、1軍登板はならず、2年連続で戦力外になった。

○阿南徹(戦力外―引退)
7年目、28試合1勝0敗2ホールド、防御率6.56

 オリックスから香月とともに交換トレードで2012年オフに巨人移籍。2013年はイースタンでローテでまわり、リーグ4位の8勝をマーク。その安定感を買われて、9月に移籍初の1軍登板。消化試合になったが10月には5回無失点でプロ初勝利を挙げた。2014年も4試合に登板しただけで、その後は1軍から声がかからなかった。戦力外通告を受け、引退することを決めた。

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