来季7年目の拓也がソフトバンク正捕手獲りに意欲「もちろん奪いにいく」

細川退団で巡ってきた大きなチャンス「1軍の試合に出ることだけ」

 細川亨の退団によって、正捕手争いが注目されるソフトバンク。髙谷裕亮、鶴岡慎也といったベテランはもちろんのこと、若手捕手陣にとっても正捕手獲りを狙う大きなチャンスだ。斐紹とともに、その座を狙うのが来季7年目を迎える拓也だ。

 18日、秋季キャンプが行われている宮崎はあいにくの雨。12分間走以外は室内での練習となった。午前中、若手捕手陣はブルペン入り。拓也は山田大樹の球を受けながら「ナイスボール!」と大きな声で、左腕のピッチングを鼓舞し続けた。

「この秋のキャンプではしっかりと走り込めたし、体も鍛えられた。細川さんがいなくなったのは、もちろん大きなチャンス。1軍に入るとかではなく、1軍の試合に出ることだけを考えてやっていきたい。(1軍レギュラーの座は)もちろん奪いにいく」

 今季は13試合に出場し、プロ初安打、初打点も記録。秋季キャンプで鍛え上げた体力を維持し、春のキャンプではリード面だけでなく、打撃面でもレベルアップを目指したい。同世代の斐紹だけでなく、髙谷、鶴岡を含めたすべての捕手がライバルとなる。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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