再建進めるヤ軍、田中将大のトレードも? 米メディア「議論する人は賢い」

田中放出なら「間違いなく優秀な複数のプロスペクトをもたらす」

 さらに、ヤンキースは更なるトレードを画策していると記事では指摘。生え抜きのブレット・ガードナー外野手や、14年途中に加入したチェイス・ヘッドリー内塁手が次なる放出要員とレポートしている。また、チームは2014年から7年1億5300万ドル(約170億円)の大型契約を結んだジャコビー・エルズベリー外野手の放出を切望しているというが、故障がちのリードオフマンの引き取り手はないとも伝えている。

 そして、未来の常勝軍団復活のために、田中も慌ただしいオフを迎える可能性があると、「CBSスポーツ」は分析を進めている。

「若返りという球団の決意に最大の試練となるのがマサヒロ・タナカとデリン・ベタンセスの扱いだ。ヤンキースはエースと生え抜きのリリーバーを放出しようとするのだろうか。どちらも間違いなく(ヤンキースに)優秀な複数のプロスペクトをもたらすことになる。彼らをトレードに出すことは、ヤンキースが2017年シーズンにタイトルを争う本当の計画は存在しないことを明確にするだろう」

 今季、先発ローテーションの柱として14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07と活躍した日本人エース、さらに今季73試合に登板し、3勝6敗12セーブ28ホールド、防御率3.08という成績だったベタンセスも有望な若手と引き換えに放出される可能性もあるというのだ。その根拠とは何なのか。

「タナカとベタンセスのトレードの可能性について議論する人は賢いかもしれない。タナカは素晴らしい。28歳になったばかりだが、来季終了後に契約をオプトアウト(破棄)できる。ヤンキースは1つのドラフト指名権以外に、彼をタダで失う危機に直面する可能性もある」

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