日ハム栗山監督、日本復帰の村田は先発で期待 「ローテに入ると信じてる」

マイナーからメジャー昇格した右腕、「このチームには、そういうタフさが欲しい」

 日本ハムの栗山英樹監督が20日、インディアンス傘下3Aから獲得した村田透投手に高い期待を寄せていることを明かした。札幌市内で行われた優勝パレード後、「ローテに入ると信じています。(米球界は)マイナーから上がってくるのが一番大変だと分かっている。本当に苦労したと思う。(村田は)精神的に強いはずだし、打たれ強いはず。このチームには、そういうタフさが欲しいんだよ。そう信じている」とコメントした。

 村田は2007年大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団するも、1軍登板を果たせず10年オフに戦力外通告に。その後、12球団合同トライアウトを経て、インディアンスとマイナー契約を結んだ。ルーキーリーグから結果を出し、昨年は3Aで26試合先発、15勝4敗、防御率2.90の好成績をマーク。メジャー初登板を果たした。

 今季は33試合登板(10試合に先発)し、9勝4敗、防御率3.78。7年ぶりに日本復帰が決まり、村田は自身のブログで「ご存知の方も多いと思いますが日本ハムファイターズさんと契約に合意したことをご報告します」と綴っていた。

 来年5月20日で32歳。チームの先発投手では将来的なメジャー挑戦の意向を持つ大谷翔平や有原航平ら若い投手が中心となる。マイナーの厳しい生活を勝ち抜いてきた右腕の存在は、栗山監督の期待通りの欠かせない“財産”となるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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