FAの上原浩治にクローザーとして「価値」 MLB公式サイト特集「経験も豊富」
40歳を超えても需要の多い上原、「まだまだ彼には価値がある」
今季、レッドソックスはキンブレルをトレードで獲得したため、上原はセットアッパーとして開幕を迎えた。前半戦は苦しみ、6月は防御率5点台まで跳ね上がったことも。7月19日のジャイアンツ戦では右胸筋の張りを訴えて降板し、そのまま故障者入りした。
しかし、9月に復帰してからは11試合連続無失点でシーズンを終え、地区優勝に貢献。ポストシーズンでは、レッドソックスは地区シリーズでインディアンスに3連敗を喫して敗退したものの、上原は2試合無失点と好投していた。
MLB公式サイトは「ウエハラはこれまでと変わらぬ素晴らしさを発揮した。34.2%というストライクアウト率(全アウトのうち奪三振が占める割合)は、2013年以降で最も高い数字であり、40イニング以上を投げたリリーバー(176選手)の中で11位にあたる」と称賛。力の衰えは見えないと分析している。
また、来季42歳となる年齢についても「野球界において、現在の彼が若い選手とは言えないのは確かだ。しかし、素晴らしいスプリットを武器にして、三振を奪うスキルは間違いなく健在であり、試合を締めくくる経験も豊富だ。まだまだ彼には価値が備わっている」と高く評価している。
メジャーにおいて、まだまだハイレベルな救援投手と見られている上原。クローザーとして獲得する球団が出てくる可能性も十分にありそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count