レッドソックスの使いすぎが田澤純一の価値を落とした? 地元紙が疑問提起

「強くなかっただけなのか? ソックスが使いすぎたのか?」

 2015年は61試合に登板し、58回2/3を投げながらも、9月半ばには疲労蓄積と判断した球団が残り試合には登板させないと発表。今季は昨季より6イニング少ない32回1/3を投げて前半を終えたが、右肩の違和感で故障者リスト入りし、最終的には53試合に登板し、49回2/3を投げて、防御率4.17という成績だった。

 記事では、2013-15年にリリーバーとして最多投球回数の231回2/3を投げたカージナルスのトレバー・ローゼンサルが、今季は成績不振の後に怪我でシーズンを棒に振ったことを紹介。一方で、同時期に4番目に多い投球回数(224回1/3)を記録したマーク・メランソン(ナショナルズFA)は、今季75試合に投げて47セーブを挙げたことにも触れ、「タザワは単純に他の投手ほど強くなかっただけなのか? あるいは(レッド)ソックスが使いすぎたのか?」と疑問を呈している。

 2015年(2勝7敗、防御率4.14)、2016年(3勝2敗、防御率4.17)と2年連続で「不本意な成績で終えたタザワと(レッド)ソックスが再契約するとは思えない」としているが、他球団はどんな評価をするのか。選手としては脂の乗る31歳を迎える年に、どの球団とどんな契約を結ぶことになるのか。去就から目が離せなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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