MLB労使協定締結に暗雲? 26年ぶりロックアウトの可能性を米記者示唆

選手の去就決定が遅れれば、来季WBC開催に大きな影響も…

 まだ活発な動きの見られない今季ストーブリーグだが、フリーエージェント(FA)市場やトレードなど全ての動きが止まる可能性が出てきた。現在、MLB機構と選手会は新労使協定締結に向けて協議中。だが、もし現行の協定が失効する12月1日(日本時間2日)までに新協定がまとまらなければ、球団オーナーたちがロックアウト案を可決することを考えているそうだ。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のケン・ローゼンタール記者が伝えている。

 メジャーでは、4年毎に新たに労使協定を結び直しており、2012年に締結された現行の労使協定は今年12月1日に失効する。球団オーナーをはじめMLB機構を代表するロブ・マンフレッド・コミッショナーと選手会を代表するトニー・クラーク専務理事を中心に、新協定の締結に向けて交渉が行われているが、記事によれば両者の間に大きな隔たりがある項目が複数あるそうだ。記事では、交渉に詳しい人物の話として「期限までに合意に至らなければ、オーナー側はロックアウトも辞さない構え」と伝え、1994-95年のストライキ以来「21年続いた労使関係の平和が危機にさらされる」としている。

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