大谷翔平のW受賞、米にも衝撃 MLB公式サイト「追求すべき偉業がなくなる」

またしても刻まれた大谷伝説「彼がまだ22歳ということを忘れていないだろうか」

 さらに、日本メディアの報道を参考に、史上初の偉業を成し遂げた大谷の選出が“文句なし”だったことも記事では指摘。「投手部門では2位の約2倍の得票を手にした。DHとしては彼は2位(ロッテ・デスパイネ外野手)の3倍以上の得票を手にしている」。大谷は投手部門で111票を手にし、2位・石川歩(ロッテ)の69票を引き離した。さらに、指名打者部門ではダントツの190票。2位のアルフレド・デスパイネ(ロッテ)の47票と比較し、圧倒的な支持を集めた。

 特集では、大谷の投打における成績を今季のMLBと比較。出塁率と長打率を合算した指標であるOPSでは、大谷は1.004という高い数値を叩き出しているが、MLBの規定打席到達者でこれを上回ったのは、今季限りで現役を引退したデビッド・オルティズ(レッドソックス)の1.021のみ。そして、投手として記録した防御率1.84は、MLB最優秀防御率のカイル・ヘンドリックス投手(カブス)の2.13を上回っていることも紹介。大谷はどちらも規定到達未満とはいえ、ハイレベルな数字だったことを強調している。

「現時点で、彼は球界において追求すべき偉業がなくなりそうになっている。しかし、彼がまだ22歳ということを忘れていないだろうか」

 記事は、このように締めくくっている。またしても刻まれた大谷伝説はアメリカにも轟いている。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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