マ軍番記者が予想、オズナ放出なら来季はイチローを“準レギュラー”で起用!?

オズナがトレードなら右打者と「イチローを併用するでしょう」

「オズナは年俸調停初年度であり、FA権獲得も2020年まで待たなければならない。ファンからはオズナをトレードに出し、FA市場でデクスター・ファウラーのような選手を獲得すべきという声も聞かれますが、ファウラーのような選手には少なくとも単年1000万ドル(約11億3000万円)は必要となります」

 フリサロ氏はこのように指摘。来季はライトを守る主砲スタントンの年俸が2500万ドル(約28億円)となり、イエリッチは700万ドル(約8億円)となることから、デクスター・ファウラー(カブスからFA)のような年俸1000万クラスの選手を獲得すれば、「外野の3選手だけで4200万ドル(約47億5000万円)に達してしまう」と分析している。それは「現実的ではない」というのだ。

 ここで登場するのがイチローだ。フリサロ氏は「もしオズナがトレードされるとすれば、その際はマーリンズはジェフ・フランコーアを呼び戻すなどの単年契約で選手を獲得し、イチローと併用するでしょう」と予想。今季途中にマーリンズに加入し、FAとなった右打者と再契約するなどして、イチローと併用することで、仮にオズナ放出となっても穴は埋められるという。

“準レギュラー”として起用しても、イチローならばしっかり活躍してくれる。43歳の外野手が、チームから大きな信頼を寄せられているという事実が、番記者の言葉からは見て取れる。野球に対する真摯な姿勢や、試合への準備などでも若手から尊敬を集めるイチローだが、マーリンズにおいて来季も重要な役割を果すことは間違いなさそうだ。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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