今季MVPは誰の手に? 混戦のセ・リーグに対して1強のパ・リーグか?
セはリーグ優勝の広島勢が有力も、チーム内でも混戦
対するセ・リーグは投票が分かれるところ。2位・巨人に17.5ゲーム差を付けてリーグ制覇した広島からの選出が濃厚となっているが、25日発表のベストナインでは野村祐輔(投手部門、5年目で初)、石原慶幸(捕手部門、15年目で初)、新井貴浩(一塁手部門、11年ぶり2度目)鈴木誠也(外野手部門、4年目で初)、丸佳浩(同、2年ぶり2度目)がそれぞれ受賞した。
ベストナインは逃したものの、初の沢村賞を受賞したクリス・ジョンソン、4年連続でセ・リーグ二塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した菊池涼介もいる。ゴールデングラブ賞では菊池のほか、石原慶幸(捕手部門、初)、丸佳浩(外野手部門、4年連続4度目)、鈴木誠也(同、初)が受賞している。
個人タイトルでは野村祐輔が最多勝(16勝)、最高勝率(勝率.842)をそれぞれ初受賞。打者では菊池涼介が初の最多安打のタイトルを獲得している。
日本ハム・大谷のような突出した存在感を求めるなら、今季限りで現役引退する黒田博樹投手は外せない。チーム内外で圧倒的な存在感を見せ、今季中に日米通算200勝を達成した。4番として通算2000本安打を達成し、シーズン101打点を挙げた新井貴浩も見逃せないところだ。
パ・リーグは大谷の“1強”に違いないが、セ・リーグはカープ内での大接戦が予想されるところ。今年のセ・リーグの“顔”が誰になるのか注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count