25年ぶりVに貢献した選手も…広島ルーキー7選手の1年目を振り返る
西川はバックアッパーとして貴重な働き、オスカルは23試合に登板
◯高橋樹也投手
花巻東高からドラフト3位で入団。140キロ台半ばのキレのいい直球を武器とする左腕は体作りから着手。ウエスタンで9試合に登板し、1勝5敗、防御率7.68。同校の先輩、西武・菊池雄星を目指し、まずはじっくりと経験を積む。
◯船越涼太捕手
王子からドラフト4位で入団。強肩強打が持ち味で2軍では47試合に出場。打率.287、2本塁打、16打点と打撃力を見せた。7月に1軍に昇格し12日の巨人戦に代打出場。初打席初安打を放った。1軍ではこの1打席の出場に終わったが、石原、会沢の次代を担う正捕手候補だ。
◯西川龍馬内野手
王子からドラフト5位で入団。巧みなバットコントロールを評価され、開幕1軍入り。4月11日に1度登録抹消されたが、5月3日に再昇格後は貴重な内野のバックアッパーとしてシーズン終了まで1軍でプレーした。62試合に出場し、打率.294。二塁、三塁、遊撃とどこでも守れるユーティリティプレーヤー。パワーがつけば、一気に台頭してくる可能性が高い。
◯オスカル投手
白鴎大入学時にブラジルから来日。社会人のHondaからドラフト6位で入団。オープン戦で評価を上げて開幕1軍入りを果たし、3月27日のDeNA戦で12球団の新人最速で初白星をあげた。貴重な左の中継ぎとして23試合に登板、2勝0敗、防御率6.35だった。
◯青木陸内野手
山形中央高からドラフト7位で入団。181センチ、87キロと恵まれた体格を誇る「栗原2世」。ウエスタンで8試合に出場。7打数で無安打だった。まだプロのレベルに慣れている段階。来季まずはプロでの初ヒットを目指したい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count