ハム斎藤佑、連続ダウン更改に「当然」 4年計1500万減の2000万円でサイン

「一番使えたボールはフォーク」、来季巻き返し誓う

 日本ハムの斎藤佑樹投手が29日に札幌市内の球団事務所で300万円減の年俸2000万円で契約更改した。斎藤は会見で、「下がりました。下がったことは当然だろうと思っています。来年に向けて、また頑張らないといけない気持ちになりました」と話した。

 斎藤は今季11試合登板(3試合先発)、0勝1敗、防御率4.56と不本意な成績に終わった。昨オフから先発ローテーション入りを目指したが、開幕2軍スタート。5月5日に中継ぎとして1軍昇格し、今季初先発だった6月29日の西武戦(札幌ドーム)では5回途中5安打2失点。7月13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で5回3安打無失点も勝ち星は付かず、6月29日の西武戦(札幌ドーム)で3回2/3で6安打5失点で初黒星を喫した。

 9月にリリーフで2試合登板したが、レギュラーシーズンでは3年ぶりに勝ち星なし。クライマックスシリーズ、日本シリーズでの登板はなくプロ6年目のシーズンを終えた。会見では終始厳しい表情で臨み、「やっぱりチームが日本一になって、自分自身は活躍できなかった。悔しい気持ちです。先発で勝つことが出来なくて、その時から悔しい思いをしてました」と振り返った。

 2010年ドラフト1位で日本ハム入りし、プロ1年目の11年は年俸1500万円。6勝を挙げて12年は倍増となる3000万、開幕投手を務めて5勝を挙げた13年は3500万と増額した。しかし、13年シーズンは右肩痛の影響で勝ち星なく、14年は2800万、15年は2500万、16年は2300万。4年連続ダウン更改、計1500万円減額となった。

 来季へ向けて「もうやるしかないので。与えられた場所で精いっぱいやるだけです。一番使えたボールはフォーク。フォークを軸に、磨きをかけて足らないことを克服できるようにしたい。1試合でも多く投げて、1試合でも多く勝てるように頑張ります」と意気込みを語った。(※金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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