日本ハム西川、6年目で1億円到達も慢心なし「一番しんどいオフになる」

打率リーグ2位で自身初ベストナイン、日本Sでは劇的なサヨナラ満塁弾

 日本ハムの西川遥輝内野手が、30日に札幌市内の球団事務所で契約更改を行い、今季年俸6200万円から3800万円アップの年俸1億円で契約更改した(金額は推定)。契約更改後の会見で、西川は「プロでの目標でもあった。(年俸1億円に)乗ればいいなと思っていた。大台に乗ったことに責任を感じて、オフを過ごさないといけない」と表情を引き締めた。

 今季は主に1番打者として138試合に出場し、リーグ2位の打率.314、5本塁打、43打点を記録。シーズン序盤は調子が上がらず、スタメン落ちも経験したが、7月31日のソフトバンク戦から45試合連続出塁をマークした。リーグ4位の出塁率.405、リーグ3位の41盗塁を決めて、リーグ外野手部門のベストナインを初受賞した。

 ソフトバンクとのCSファイナルステージでは打率.316、2打点、1盗塁と大活躍。広島との日本シリーズでは打率.231だったが、第5戦(札幌ドーム)で劇的なサヨナラ満塁弾。6打点、1盗塁を決めて、10年ぶりの日本一へ引っ張った。

 プロ6年目で大台到達となったが、「来年活躍できれば、ご褒美したいですけど、まだ1年だけなので。体のケア、トレーニング器具、自分への投資をしたいと思います」と野球に集中するつもりだ。

 シーズンオフは「基本的に1日も休むことない。走ったり、トレーニングをしたりする。プロに入って一番しんどいオフになる。責任を持ってやっていきたい」と体作りに専念する。「(1億円を)もらって当たり前の選手になりたい。それが第一」。大台到達したことで、よりプロとしての自覚、責任感が芽生えたようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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